年金生活が大変だといいますが、実際のところどうなのでしょうか?
自宅さえ完済していればなんとかなると思っている方
退職金で当面はなんとかなると思っている方
年金保険に入っているから大丈夫と考えている方
意外と多いのではないでしょうか。
┃老後の生活費を試算すると…
本当にその金額で大丈夫なのか?
実際に年金だけで生活するという事がどういうことなのかを検証してみたいと思います。
ここにあげるのは、実際の年金生活者の月々の支出の内訳平均です。
食費 68,154円
住居費 13,885円
水道光熱費 21,115円
保険医療費 14,513円
交通・通信費 28,630円
娯楽費・教育費 24,268円
交際費 23,273円
その他(家具・被服費等)43,844円
合計額237,682円
この金額は夫婦でもらえる年金の平均受給金額である221,277円を超えています。
皆さんはこの中でどこの金額を削ればいいと思いますか?
どの経費なら削れるでしょうか?
もし削れないのであればその分は貯蓄から賄うか、働くしかありません。
この数字の中には、たまに行く旅行費も、遊びに来た孫にあげるおこづかいやプレゼント代も、家のリフォーム費用も、冠婚葬祭の慶弔費も、突発的な事故や病気の際の治療費も入っていません。
それでも、年金収入の平均受給額を月々の支出が上回っているのです。
退職後、はたして人生はいったい何年つづくのでしょうか?
人生100年時代といわれている現代。
退職後も40年近くの人生が待っている可能性があります。
皆さんは生きていくだけで手いっぱいのお金で不安になることは絶対にないですか?
実際のところ平均寿命は男性の場合81歳ですが、健康寿命は74歳が平均です。
この歳を超えると、健康でいられないのが普通なのです。
もしも、働く身体がなかったら?
働き口がなかったら?
足りなくなったお金について、皆さんはどうしますか?
お金があれば施設に入ることが出来るかも知れませんが、そうでなければ在宅介護になるでしょう。
在宅介護は家族に大きな負担をかける可能性があります。
自分の子供も生活があるのに、自分のことで負担を強いる可能性もあるかもしれません。
┃年金対策は必須の時代です
そうなる可能性を防ぐには事前に計画的に動く事が最善ですよね。
対策の方法、選択肢が二つあります。
貯金する。
運用する。
このどちらかです。
これ以外には働くという方法しか残されません。
問題に直面してからではなく、事前に予想して動く事ができるのは人間だけです。
今、自分の前にどんな選択肢があるのか。
それぞれの対策や方法によって、自分の将来はどの様に変わる可能性があるのか。
選択肢の中で自分はどんな方法を選ぶのかによって、将来が大きく変わってしまいます。
先の事と問題を先送りせず、現実的な問題として将来の事を考えるのは無駄になりません。
解決の方法が自由に選択できるうちが花だと、私は思います。
直面してからでは選択肢も持てません。
みなさんはどう思いますか?
余裕があるから投資をしていると思っている方。
そうではありません。
余裕を作るために投資をする。
その意味をまずは知ってみるのが大事ですよ。
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