┃今回はあんぱん!
1,869年、木村安兵衛と弟の英三郎とで立ち上げられたという「木村屋」の前身である文英堂、翌年1870年店舗の消失により場所を現在の店舗の向かいの銀座4丁目の店舗に本拠を移して営業を開始します。
┃木村屋の歴史
最初のパンは酵母がなく、ホップを使って作っていたそうです。
しかし食感が固く日本人に合わなかったため、酒種酵母を考案し酵母を使ってパンを作り始めます。
1874年あんぱんが誕生します。
酒種酵母でパンを作ってあんを詰めたあんぱんは、洋菓子とも違う独特の風味が人気を呼びます。
1875年明治天皇にあんぱんの献上を許され初めて天皇にパンを納めます。
その後も明治天皇に継続して納めるようにとのお達しを受け、天皇家にあんぱんを納めていることが更に人気を呼ぶ原因になっていきます。
1900年には三代目儀四郎がジャムパンを考案し人気が爆発します。
戦時中の食糧として、乾パンが作られた際にもその開発に一役買っているのだそうです。
その後、亀パン(動物パンシリーズ)、蒸しパンなどのヒット商品を作り出し、現在にいたっています。
私の記憶にも亀パンや蒸しパンが流行っていた記憶があるので、当時はかなり人気だったのでしょう。
あんぱん、ジャムパン、蒸しパン、どれを取ってもコンビニでもパン屋でも今や当たり前にどこにでも置いてある、不滅のメニューです。
アンパンマンも木村屋が無かったら生れていないと考えると大変な影響力ですね。
┃あんぱんとジャムぱんは絶品!
あんぱんは甘すぎず、酵母が効いていてあんと良く合います。
少し香ばしいケシの実がアクセントになりとてもおいしい。
ジャムパンも杏のジャムが入っていて、甘酸っぱいジャムは牛乳が欲しくなりますね。
当時初めて登場した頃はそれこそ見たこともない新しい感覚の木村屋でしか食べられない菓子パンに夢中になったのでしょう。
┃3階はパン食べ放題!
現在は4階建ての店舗で、1階がベーカリー、2階はCafé、3階は軽食グリル、4階が本格的なレストランでアーブルヴィラージュとなっています。
今回は3階のランチを食べてきました。
ビーフシチューとカニクリームコロッケのついたランチメニューでパンが食べ放題。
当然自慢のパンはどれもおいしくて、様々な趣向を凝らしたものが多かったです。
店舗のスタッフさんがすごく丁寧で気持ちの良い対応でした。
あんぱんの歴史も丁寧に教えてくださいました。
この辺は老舗ならでは。さすがですね。
現在もすごい人気店で常に沢山の人が元祖あんぱんを買いに訪れます。
今は「あんバターパン」が人気なのだそうです。
ぜひお近くに来られた際には寄ってみてください。
おいしいパンが食べ放題のランチメニューもお勧めですよ。
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