その死亡者の数は年々増加しています。
コロナウイルスでは5月16日現在で748人の死亡が確認されていますが、インフルエンザによる日本国内の死亡者の数はコロナウイルスの比ではありません。
さらにいえば、日本国内の年間の自殺者の数はおよそ20,000人です。
┃インフルエンザ死亡者、自殺者の数ははるかに多い
非常に強い感染力と、新しいウイルスで薬もワクチンも無いとの事もあり、急速に拡大するコロナウイルスの脅威に連日報道が続いていますが、そもそももっと死亡者の数が多く、毎年3,000人もの死者を出しているインフルエンザはなぜ大きな話題にならないのか。
冬に集中して感染が広がるインフルエンザは、その時期に日本だけでも日に50人を超える人が亡くなっています。
日本での自殺者の数は最悪を記録したピーク時の30,000人を大きく下回って年々減っているとはいえ、いまだに年間20,000人近く、日当たり計算ではこれも50人を超える人が亡くなっているのです。
しかもコロナウイルスとは違い圧倒的に20代や30代のお若い方が多いのが特徴です。
働き盛りの国の労働力としての国益が、毎年大変な数で失われています。
10年続けば20万人、一つの町が消えるのと同じことです。
コロナウイルスの感染はもちろん防ぐべきですし、きちんと対応しなければ大きな被害に繋がる可能性があるので、出来る限り被害を小さく、1日でも早く終息させるには自粛も必要だとは思います。
しかし、そもそも抱えているはずの問題はもっと大きく、コロナウイルスと比べても比較にならない程の沢山の犠牲者がいるはずです。
アメリカも毎年40,000人以上自殺者がでています。
今や殺人による死者を大きく超え2倍になっているとのこと。
増加率でいえば年当たり平均25%もの勢いで増加しているそうです。
現代社会において心を病んで自殺に追い込まれているという社会現象については、国を挙げて取り組む価値のないことなのでしょうか。
現在アメリカは過去最悪の失業率となり現在14.7%となっています。
コロナショックの影響で急速に失業者が増えています。
学校のクラスが40人であれば、その内親が働いていないという子が5~6人はいる計算です。
考えられますか?
インフルエンザは毎年起きていて当たり前のようになっていますが、日に50人もの人が亡くなっているのなら、コロナウイルスほどの対応でなくとも、もっと対処すべき方法はあったのではないでしょうか。
韓国ではコロナウイルスの新しい感染者が2カ月という時間を経て一桁台になりました。
中国や台湾もコロナウイルスの封じ込めに成功しているといいます。
日本も欧州諸国と比べれば被害は比較的小さい方だと思います。
このまま上手く終息していってくれればと願うばかりです。
驚異的なスピードで目新しい病気の感染が広がっている事や、インフルエンザと比べても症状が重く、致死率も高いためその威力については私も脅威だと思います。
しかしこの騒ぎが終息して、コロナウイルスの問題が落ち着いても、私は良かった良かったと単純には思えません。
もしもコロナウイルスの問題が終息した後は、前述したような毎年大きな被害を出している問題にもあらためて取り組んでもらえたらと思います。
もしコロナウイルスの問題がSARSやMARSのように一過性のものとして終息するのだとしたら、毎年繰り返されているインフルエンザや自殺者の大きな被害の方が本気で取り組む価値のある問題なのではないのかと思います。
経済を麻痺させてまで、たくさん血を流して止めることになったコロナウイルス。
大きなインパクトのある事件ですが、この機会にそれ以上に大きな被害を出し続けている問題にも目を向けるべきではないでしょうか。
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