ペペロンチーノ、パスタ料理の中でも最もシンプルで、意外とコツを知らないと難しい料理です。
ペペロンチーノを食べればそのイタリア料理のお店の腕がわかるといっても過言ではないと思います。
シンプルだからこそわずかな違いが出やすいメニューですが、今回はそんなペペロンチーノをだれでもおいしく作れるコツを紹介してみます。
材料は非常に少ないので1人暮らしの方は一度覚えてしまえば疲れて帰ってきて、「面倒だなぁ、でもお腹すいたなぁ」という時にも手間なく作れるペペロンチーノはとても重宝します。
なによりも材料が安い!
では材料です。
┃材料
ペペロンチーノ2人前
ニンニク2片 (チップで代用可)
昆布茶 少量
唐辛子輪切り 適量
パセリ (生の方が香りが良いが乾燥でも可)
パスタ(スパゲッティ) 220g
オリーブオイル 120㏄
塩 適量
以上です。
┃調理方法
まずは下準備です。
①にんにくは皮を剥き縦に半分にカットします。
中ににんにくの芽があるので包丁でくり抜き綺麗に取り除きます。
これが残っていると芽が先に焦げてしまい焦げ臭くなってしまいます。
芽を取り除いたらなるべく同じ厚さで1mm幅でスライスしていきます。
このスライスの幅が違い過ぎると均等に火を通すのが難しくなってしまいます。
②パセリをみじん切りにします。準備はこれだけです。簡単ですよね。
手早くすると準備には5分もかかりません。
作り方も非常に簡単!
①先にスパゲッティを茹でながら調理も並行して進めます。
パスタの茹で汁は必ず塩を海水程度まで入れてください。
塩系のパスタは特に味に違いがでます。
まずはオリーブオイルを多めにフライパンに入れ火にかけます。
ゆっくりオイルを中弱火でゆっくり温めるようにしましょう。
②にんにくを入れフライパンを回して、菜箸などでにんにくを動かしながらゆっくりとにんにくの水分を飛ばしていきます。くれぐれも焦げない様に注意してください。
炒めるというより水分を飛ばすという感じです。
水分が抜けてふつふつと出ていた泡が出なくなると少しずつ色づいてきます。
泡が出なくなるまでゆっくり水分を飛ばしましょう。
色付いてきたらニンニクがきつね色になるまでゆっくり火を通します。
ここはできるだけ丁寧に面倒をみましょう。風味が全く違ってきます。
③色付き始めたあたりで唐辛子の輪切りを入れます。
あまり早く唐辛子をいれると唐辛子が先に焦げてしまうので、にんにくが色づき始めた頃に入れるのがベストです。火を入れて油に辛みをうつしていきます。
④にんにくは色付いたら半分だけ油から上げてお皿などに取っておきます。
半分のにんにくが残ったフライパンにパスタのゆで汁を1人前あたり80㏄ほど入れます。
ここで味を見て塩で調整してください。
ここで登場するのが昆布茶です。
この昆布茶が入ると味が全然別物になります。
一気に味が乗っておいしくなるのがわかると思います。
ただし、入れすぎると味にエグ味がでるので量には注意してください。
ほんの少量、1g~2g程度でかまいません。
⑤味をみてよければパスタを入れ、火にかけソースを絡めながら少し混ぜて味をなじませます。
味をみてよければ盛り付けましょう。
パセリを振り、取ってあったカリカリのにんにくを上に乗せ完成です。
シンプルですが、辛みもありカリカリのにんにくが効いていておいしいですよ。
にんにくはチップにしてある乾燥にんにくも売っているので、手に入ればそれでも代用できます。
にんにくだけで味を乗せるには技術がないと非常に難しいのですが、昆布茶を一さじ入れるだけでだれでも美味しく作ることができます。
簡単でとてもおいしいのでチャレンジしてみてくださいね。
ちなみにカルボナーラにも昆布茶を一さじ入れると格段に旨くなりますよ!
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