不動産だけができる年金対策の特徴とは?Vol.2

2020/09/26

年金

 

前回不動産を私的年金を目的として持った場合のお話をしましたが、その続きです。

不動産だけができる年金対策の特徴とは?Vol.1はこちら

 

貯金や保険と比べた場合に不動産で可能になることとはどんな効果なのでしょうか。

┃①貯金との比較 

不動産運用を貯金と比べるとどうでしょうか。

まず購入した建物が35年後2,000万円の価格が付いた想定で比較します。

同じ2,000万円貯金で貯めてみます。

日本の預金の金利は0.1%も付かないのでここでは預金金利は考えません。

2,000万円÷35年÷12ヶ月=47,619円

25歳から60歳までこの金額を毎月貯めていけば2,000万円60歳までに貯められます。

家賃で返済して完済された2,000万円の価値の不動産を一件持っている。

2,000万円貯金を持っている。

これが不動産で運用した方、貯金で準備した方の状態です。

しかし、不動産の方は家賃でローンを支払っていれば自分では実質お金を出していません

現金の貯金は全て自分のお金を積み立てています。

さらに不動産の場合は完済されているので、ここから家賃収入を産みます。

毎年120万円の手取り収入があるのなら10年家賃を取ると1,200万円利益が上積みされていきます。
貯金にはその収入を生む効果がありません。

不動産にしかないメリットはズバリ月々お金を出さなくてもいい可能性がある上にそこから家賃を生み続けるということです。

しかも60歳には完済しているので実際の年金の受給年齢よりも早く受け取れます。

本来47,619円ものお金を貯めなければ得られない2,000万円もの貯金と同じ価値の資産を月々の持ち出しなく作れる可能性があるということになります。

30歳から始めれば65歳に完済できます。

40歳から始めると70歳の完済になるので、65歳で完済したい場合はその時点の残りの残債を退職金などで完済する必要がありますがそれでも残債300万円残っていたとしても出すお金は自分で貯金するよりもはるかにコストが少なくて済みます。

┃②年金保険との比較 

貯金と大きな違いはありませんが、複利で運用され増えていく効果があるので、貯金よりは保険の方が運用効果高くなります。

国内生保の運用の効果の平均は現在およそ0.5%の年率とされています。

例えば国内生保の年金保険で運用した場合は貯金とどれほど効果が違うのでしょうか。

複利計算で算出するとおよそ43,700円35年間積み立てれば同じ2,000万円がたまります。

貯金だと47,619円を毎月貯める必要がありますので、月の負担額に3,919円の違いがある事になります。

運用効果が付加される分、拠出する金額は少なくて済みます。

しかし不動産と比べると明らかに月々のコストは高くなるので、貯金の時と同様に年金効果としては不動産の圧勝となります。

若いうちから始めれば、諸費用以外は自己資金を使わずに運用する事も可能になる不動産投資。

年金の対策を真剣に考えるのであれば、コストに対してのパフォーマンスは他の年金対策と比べて圧倒的で不動産にかなう物はないでしょう。

利回りの良い投資があっても投資する原資がその分必要になるのなら思うように投資できません。

借り入れによって運用が可能な不動産は大きな資本を必要とせず、大きな資産が形成できるメリットがあります。

不動産投資をするのに必要になる物は、家賃から返済するための「時間」と「融資」が受けられることです。

この二つの条件が揃っている方は自己資金をほとんど使わずに、年金収入を倍に出来る可能性があるということです。

不動産だけができる年金対策の特徴とは?Vol.1はこちら

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現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

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