負動産、腐動産とも揶揄されることのある、価値のなくなったお荷物不動産。
できれば投資でなくともこういう類の不動産には関わり合いになりたくないですよね。
具体的にはどういった物がこういわれているのか。
その代表ともいうべき物件のお話をしてみたいと思います。
不動産の中には新築された購入時はいい価格で買ったのに、今はほとんど値が付かないなんていう物件も沢山あります。
その代表がリゾート物件です。
┃バブル期のリゾート物件の今
昔は日本のバブル期、金回りの良かった絶頂期はみんなこぞって避暑地などに別荘やリゾートマンションを持ったりしていた時期があります。
その中でも当時のスキーブームに乗り,盛んに売り出された苗場などのリゾートマンションは、今やゴーストマンションとなり市場で中古のマンションが叩き売られています。
その一例がこちら。。。
え???と目を疑いたくなる価格です。
賃料ではありません。
売買の価格で8万円です。
この所有者の方は恐らくタダでもいいから買って欲しいという心境なのでしょう。
不動産を持っている間は固定資産税がかかります。
さらに管理費、修繕積立金も月々必要になります。
この不動産を持っている間、このコストがかかり続けているのです。
昔持った不動産が今はリゾートに行く事もなくなり、スキーブームも終わって来場客も激減しています。
さらには温暖化で最近は満足に雪も降らなくなってきています。
リゾートマンションを買う方もほとんどいません。
貸そうにも需要もなく、買い手もいない、ホテルと比べて差別化した価格で民泊の様な運用をしたくても、メンテナンス費用を考えるとコストが合いません。
正に「どうにも」ならないのです。
自分が苗場で住むのならいいかも知れません。
8万円さえ払えば後は管理費、修繕積立金しか支払いはありませんので。
(とはいえ家賃で2万円払えば賃貸で借りられるマンションがありそうな気はします)
皆さんが不動産投資のリスクとして考える価値のない不動産とはこういう状態ではないでしょうか。
┃資産価値を維持できるのは立地次第
しかし東京都心部の好立地のマンションではこんな事は起き得ません。
どんなに古くても赤坂徒歩3分のマンションにはそれなりの価値があります。
住む需要も、事務所として使う需要もあります。
貸すにしてもかなり高額な賃料が取れます。
売るにしても価格が相応であれば充分買い手がいます。
どうにでもなるのです。
古くなっても価値を維持できるのかは「立地」次第ということです。
本当に価値のなくなってしまうマンションとそうでないもの。
どんなケースだと価値がなくなって、どんな物を選べば価値が残るのか。
これはいいデータと悪いデータをいくつか見るだけで充分理解できると思います。
東京ならそうならないという事がはっきりわかるだけでも、投資判断はかなりしやすくなります。
価値がないものに投資することほどつまらない事はありません。
この事例から決して安ければリスクがない訳ではない事をご理解頂けるのではないでしょうか。
資産としての価値、これが不動産投資には何よりも重要なのです。
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