敵対的買収にREIT恐々

2019/10/16

業界ニュース ,

さくら総合リート投資法人への敵対的買収が成立する見通しとなったことで、国内の不動産投資信託(REIT)に緊張が広がっている。REITの投資主総会(企業の株主総会に相当)を規定するのは会社法ではなく投

出展:敵対的買収にREIT恐々 | 日本経済新聞 電子版
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記事の要点

  • さくら総合リート投資法人への敵対的買収が成功する見通しとなり、国内のREITに緊張が広がっている
  • REITは投資信託及び投資法人に関する法律が適用され、敵対的買収が成功しやすい
  • 投資家の多くが利回りにしか興味がなく、総会に出て意見しようとはなりにくい
  • 個人投資家が議決権を行使しないことが多く、みなし賛成制度を適用されると買収がしやすい

インターネットユーザーの声

「ユニゾに続き、さくら総合リートへも敵対的買収。 不動産を持つ銘柄はTOBが進むのか?!」といった反応、感想が上がっている。

記事へのコメント

問題を報告これは本格的にREIT市場の再編が進んでいく流れですね。さくら総合リート投資法人で敵対的買収が成立してしまえば、他のREIT法人も狙われてもおかしくないでしょう。議決権の取り決め次第では、REIT法人は敵対的買収が成功しやすいというのが大きいでしょう。それが知れ渡った以上は、敵対的買収を狙っていく法人が出てきてもおかしくありません。そうなれば、REIT業界は合併・再編が進んでいくことでしょう。今後の流れには注目です。By 匿名ユーザー

問題を報告REITの「みなし賛成制度」は厄介でしょうね。REITへの投資をしている人の多くは、利回りを重視しているはず。それだけに、敵対的買収だろうが利益になるなら関心がないでしょう。その結果、議決権を行使しないで賛成とみなされるケースが多いはずです。そのため、REITは敵対的買収がしやすいという状況なのだから、これからは敵対的買収が増えていきそうですね。REIT業界の再編によって、どうなっていくのかを見極める必要がありそうです。By 匿名ユーザー

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監修者

室田雄飛

J.P.Returns株式会社
執行役員 コンサルティング3部 本部長

J.P.RETURNS執行役員。
J.P.RETURNSに入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。数百戸の投資用区分マンションを販売、自身でも6件の不動産を所有、運用している。現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

【書籍】
日本で最も利回りの低い不動産を持て!
マンション投資2.0

【ブログ】
室田雄飛のモグモグ不動産投資ブログ

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