東京の新築マンションがどんどん狭くなる事情 | 最新の週刊東洋経済

2020/03/15

業界ニュース ,

京成本線「堀切菖蒲園」駅から大通りを南東に進んだ東京都葛飾区の一角。地場デベロッパーが分譲マンションの建設を進めている。間取りはファミリー向けが中心。注目は、低層部なら3LDKでも4000万円強という若年層…

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記事の要点

  • 堀切菖蒲園駅にある分譲マンションでは、3LDKでも54.37平方メートルしかなく4,000万円と若年層でも手が届く価格設定。狭いのに3LDKは吉今のマンション事情を象徴しており、マンションの減価が上昇するものの予算が増えていない。部屋の面積を小さくして単価を抑えないと購入可能な世帯が減ってしまう。
  • 新築の物件は各部屋の面積が縮み、狭いながらも開放感を重視。収納スペースの縮小や和室がなくなり狭いWICに。用地代の原価が上がればより一層の面積縮小も検討せざる得なくなり、大手でも50平方メートルのファミリー向け住戸が登場するのも時間の問題。
  • 面積を狭くしたことによって部屋に失われた機能をデベロッパーは外注し補っている。マンションの共用施設で住戸の機能を補完する動きも進みつつある。ラウンジや応接室、ゲストルームなどが宿泊部屋として機能している。ライフスタイルの変化によって広い部屋を必要としない人が増えているなどニーズに合わせた物件が増えている

記事へのコメント

問題を報告うさぎ小屋とは思わないけど、新築マンションの狭さは気になっていました~。実家も分譲マンションですが、それと比較しても明らかに狭い!収納スペースもないので、別に借りなくてはいけないことを考えるとコストもかさみます。賃貸とは違って住み続けることを考えると、あまりに狭い部屋は私としては現実的ではないです。部屋の広さを取って、少し地方に住むほうがいいな~。人それぞれ家に対しての考え方は違いますよね。By 匿名ユーザー

問題を報告夫婦どちらも仕事をしていると、家に求めるものが変わってきます。広ければおしゃれな家具を置いたり子どもが増えてものびのび生活できるのは確かです。ただ掃除やメンテナンスも大変ですし、その分ローンの返済額も高くなるのを考えると、手頃な価格で住みやすい広さで十分です。子どもがいないご家庭なんかは大きな家に住んでも持て余すだけだと思います。ライフスタイルが変化していることを考えれば、妥当な判断ではないでしょうか。By 匿名ユーザー

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監修者

室田雄飛

J.P.Returns株式会社
執行役員 コンサルティング3部 本部長

J.P.RETURNS執行役員。
J.P.RETURNSに入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。数百戸の投資用区分マンションを販売、自身でも6件の不動産を所有、運用している。現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

【書籍】
日本で最も利回りの低い不動産を持て!
マンション投資2.0

【ブログ】
室田雄飛のモグモグ不動産投資ブログ

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