コロナウイルスのリスクは病気にとどまらない

2021/01/18

ニュース 健康

コロナウイルスのリスク

コロナウイルスの感染拡大は、その感染による病気としての影響だけではなく、他の事象にも大きな影を落としています。

経済にも大きな打撃や影響を与えているのは周知の事実ですが、他の様々なデータにもその影響は表れ始めています。

コロナウイルスによる悪影響
先日テレビの報道で流れていたのですが、都内の炊き出しに集まる人の人数は現在過去最高となっているとの事でした。
コロナウイルスの影響で飲食業などの従事者が職を失い、住む所すらも確保できないなどの状況に追い込まれているとの事です。

さらに2019年まで年々減少を続けてきた自殺者の数は2020年11月の時点で420人程増えているとの事。
自殺者の数に関しては現在、日本の15歳~39歳の若い世代の死因のトップを占めており死因のうち16.3%を占めます。この状況は先進国の集まるG7の中で日本のみの問題となっています。

この他DVに関する相談数が最近になって急激に増えており、夫婦間や子供に対しての暴力が過激化しているとのデータも公表されています。
今後対策を講じる必要と状況を注視する必要性があるとの発表がなされています。

この三つの事実は毎日報道されているコロナウイルスの感染者の数の様に、日々報道されたり公表されている訳ではありません。
急激に感染が拡大し、緊急事態宣言などで事態収束に追われて引き締めが行なわれる一方で、引き締めにより生活苦に追い込まれそのストレスが生んでいる軋轢や被害もあるということです。

今回2度目となる緊急事態宣言
今までなんとか凌いできた事業者や従業者にさらなる大きなプレッシャーがかかる事により、失業者や自殺者の数、DV等の諸問題を深刻化させる可能性は今後一段と高くなるのかも知れません。

実際にコロナウイルスの感染により亡くなっている方の平均年齢をみれば高齢者に集中していることがわかります。
既往症などがなければ、お若い方が亡くなるケースは確率的にも低いでしょう。

しかし経済への影響などで直接大きな影響を受けているのは、経済変動の影響を受けにくい年金受給者である高齢者ではなく、勤労所得者である比較的若い世代の方々です。

緊急事態宣言はコロナウイルス感染拡大の収束の為には致し方ない措置だとは思いますが、現在は諸刃の剣となっており、他の表面上では目に見えにくい部分にも大きな影響を与えている側面があります。

まとめ
コロナウイルス感染が拡大し始めて1年が経過しようとしていますがその間出口の見えない状況にただ耐えていくことしかできずに我慢を強いられている人も多くいるという事でしょう。

双方の問題を同時に解決するのは状況的にも非常に難易度が高いとは思いますが、どちらも人の生活がかかっていたり、人の命がかかっていることです。

GotoイートやGotoトラベルなどの助成を打ち切られてしまった飲食業や旅行業の従事者にとっては死活問題となっていることも多いでしょう。

それぞれの個人にできる事は限られているかも知れませんが、こんな時こそ日本古来の文化である助け合いの精神が必要である気がします。

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室田がご相談に乗ります。

現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

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