一生のうちに税金はいくら払うのか??

2021/10/26

税金対策

私たち社会人は税金をあらゆる場面で納めています。

当然税金がなければ国は成り立ちませんが、いったい一生のうちにどれほどの金額を納める事になるのでしょうか。

今回はそれを簡単に検証してみたいと思います。

 

一生のうちに国にどれくらい金額を納めている!?

大学卒業後から定年までの年収を以下と仮定します。

22歳~30歳 年収400万円
30歳~40歳 年収600万円
40歳~50歳 年収800万円
50歳~60歳 年収900万円
60歳~65歳 年収500万円

奥様だけを扶養に入れたとして計算してみます。
ここでは社会保険料は年収の10分の1で考えます。

22歳~30歳 年収400万円 年/28.7万円 10年で287万円
30歳~40歳 年収600万円 年/56.4万円 10年で564万円
40歳~50歳 年収800万円 年/102.4万円 10年で1024万円
50歳~60歳 年収900万円 年/154.9万円 10年で1549万円
60歳~65歳 年収500万円 年/42.4万円 5年で212万円

この計算は所得税、住民税を合計した金額で、合計額は3,636万円となります。

どうですか?すごい金額ですよね。

まさに家一軒分に相当する金額の所得税、住民税を支払っているのです。
逆の言い方をすると所得税、住民税を支払わないで済むなら家一軒買えてしまいます。

 

税金は、所得税と住民税だけではない!!

税金はこれだけではありません。
消費税は買うもの全てにかかります。

年間240万円消費すると考えても24万円の消費税がかかります。
22歳から43年間で考えると1,032万円となります。

この他、ご自宅の固定資産税、都市計画税、印紙税、自動車税、重量税、酒税、たばこ税、不動産取得税、入湯税など、ここに挙げる以外の税目もたくさんあります。

少なくとも所得税、住民税、消費税を合わせただけでも4,668万円となります。

 

自分の力ではどうにもならない税金ですが、長い人生の中で支払っている金額は単純計算でも年収の何倍どころか、年収から考えれば10年以上も税金のために働いた計算になるのです。

 

支払う税金は安くなるに越したことはないなら、有効な節税対策を探すべし!

皆さんはこの現実を見てどう思いますか?
もちろん道路も歩いていますし、役所も使います。
警察や消防、自衛隊がいなければ国の治安は守れません。

そうだとしても、支払う税金は安くなるに越したことはありません。

 

年収1000万円のサラリーマンは100万円お給料が上がっても、30%の30万円は所得税と住民税で持っていかれてしまいます。

富裕層の方が株の配当を100万円もらっても税金は20万円しか払いません。
分離課税だからです。

 

これって違和感を覚えませんか?

私個人の意見としては、どんなに資産を持っている方でも分離課税なら税金が安くなるのはどうなのかと思います。
資本を持っている方が優遇される仕組みになっているということですね。

それが納得いかない!という方は、有効な節税対策を探すしかないですね。

 

現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

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