バブル絶頂期、日本は戦後の高度成長期から急激に発展し、東京都心部を中心に不動産は価格が高騰していました。
もともと不動産を所有していた人は価格の高騰により大きな利益を手にしています。
単純な考え方ですが、日本は小さな島国です。
当時はどんどん人口も増えていたので、小さな島国である日本にはいずれ不動産を自由に買えなくなる時が来ると考えていた人がたくさんいたのです。
年々価格が上がっていくのを見て、今後どんどん価格は上がっていくものと誰もが信じて疑わなかったのです。
この当時は国の政策金利が5%ほど。
住宅ローン金利も相応に金利は高く、投資のローン金利は10%ほどのものもありました。
当然月々の金利の支払いが多くなるので元本はなかなか返済が進みません。
月々の支払いも大きいので、月々の家賃収入では到底支払いはまかなえません。持ち出しを何万円もしながらの運用です。
それでも価格が上がればペイできるので投資していたわけです。
それがバブルがはじけて一変します。
高金利で組んだローンはなかなか返済が進まないのに、不動産の価格は急落していきます。
返済に追われながら、含み損が急激に広がっていくのに耐えきれず破綻する人が続出します。
当時は小さい1LDKでも8000万円近くの価格で売られていたこともあり、金利負担も大きかったのです。
今は金利も市場最低金利です。
今の不動産が価格を割高と言う方もいますが、今や世界の主要都市と比べれば東京の不動産価格は異常なほど割安になっています。
低金利で融資が組めて、なおかつ割安であるなら投資の勝率は非常に高くなります。
長く不景気やデフレが続き、インフレの感覚を忘れている日本とは違い、世界はインフレに向かって進んでいます。
今後、不動産投資をしていることが吉と出るのかそうでないかははっきりとは言えませんが、良い結果が出るとすれば人口減少の影響を受けにくい都心部だけでしょう。
皆さんはどう思いますか?