さくら餅を食べる機会は少なくなっているかもしれませんが、実はこの桜餅関東と関西で作り方が違うのはご存じでしたか?
関東はその由来が長命寺とされ、薄く伸ばした餅にを挟み餡を挟みこんで、塩漬けした大島桜の葉で包んだものをいいます。
一方関西の桜餅は道明寺粉で作った皮に餡を包んだものを言うそうです。
区別するために「長命寺もち」「道明寺もち」とも言うそうです。
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┃発祥は墨田区の長命寺
この桜餅ですが、関東の発祥は墨田区の長命寺とされており、現在もその伝統を受け継いで長命寺にある「山本や」にて販売しています。
元祖は300年も前の享保二年、大岡越前守忠相が町奉行になった年、江戸時代中期に生まれたそうです。
当時は竹で編んだ籠に入って売られていたので、桜餅を待っているのがすぐにわかったそうです。
今も当時の錦絵が残っています。
創業当時は非常に人気で、1年間で38万個もの桜餅を作っていたそうです。
正岡子規がこのお店を利用していたそうで、
「葉隠れに 小さし夏の 桜餅」
と歌ったものが残されているそうです。
季節のお菓子という印象が強い桜餅ですが、ここでは1年中買う事ができます。
しっとりとした餅に餡子が挟まり、桜の葉の香りが移った桜餅は甘すぎず、なんともやさしい味がします。
桜の葉の塩漬けの役割は、風味を付けるだけではなく餅の乾燥を防ぎ保存するための工夫だそうです。
昔の人の知恵には頭が下がりますね。
桜餅は桜の葉と一緒に食べるものだと私は思っていたのですが、お店側のお勧めとしては桜の葉を外して食べるのを推奨しているそうです。
もちろん食べたい方は食べても何も問題はないとのこと。
一緒に食べた方が桜の風味はつよくなりますので、香りを楽しみたい方はどうぞご一緒に。
ぜひおいしい温かいお茶と一緒に機会があれば召し上がってみてください。
お土産にも重宝すると思いますよ。
山本や HP
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