スルガ銀、不適切融資1兆円超

2020/02/03

業界ニュース ,

スルガ銀行は15日、投資用不動産向け融資で総額1.8兆円の全件を対象にした不正行為の調査結果を正式に発表した。借り入れ希望者の預金通帳や売買契約書の改ざん・偽造といった不正行為は約5500億円あり、

出展:スルガ銀、不適切融資1兆円超 | 日本経済新聞 電子版
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記事の要点

  • 改ざん・偽造といった不正行為は約5500億円、その他の不正が疑われる融資などを含めると不適切な融資は計1兆700億円に達した。
  • 現時点で返済の延滞は少なく、すでに融資の焦げ付きに備えた貸倒引当金も積んでいるため、調査結果は財務負担にすぐにつながるわけではない。
  • 15日発表した2019年3月期の連結最終損益は971億円の赤字で、昨年11月に公表した予想通りだった。

インターネットユーザーの声

「投資用不動産の6割」、「これは酷いね。 融資額の6割、融資件数の3割以上が不適切なようです。 どおりで金利は高めでも不動産投資ローンの最後の砦と言われるわけです。」、「見やすいグラフ。 こんなに自己資金を貸してくれる親切な仲介さんいたんだ…。 誰か教えてよ…不動産屋さんから手付金を貸してもらったことないよ…。」、「このような話があると不動産投資が怪しいものと勘違いされる。 非常に残念です。」といった反応、感想が上がっている。

記事へのコメント

問題を報告現状は財務負担の増加がないとは言え、それは不動産業界が潤っているからという前提があります。10年後も同じような状況が保てているかどうかは定かでない中、投資家だけが損しない状況に再度ならないよう祈るしかありませんね。By 匿名ユーザー

問題を報告スルガ銀行でアパ―トローン組んだ人はほとんど自己資金なんて持っていないでしょう。お金ないからこそスルガの上手い話しに食いついてしまって、自己資金がなくてもスルガの投資にハマってしまったのではないのでしょうか。ある程度は不動産投資をする際は知識をつけたり、いろんな業者と対比するべきだなと改めて思いました。By 匿名ユーザー

問題を報告スルガ銀行は、投資家の身の丈を超える融資を出し、実際には絶対に儲からないスキームのシェアハウスに投資をさせたりしていました。もちろん、詳細を下調べせず投資に乗ってしまった投資家にも問題がありますが、所有者の中には亡くなってしまったなどという人もいそう。そういう場合は、スルガ銀行はどこまで負担するのでしょうか。一度評判が悪くなるとどんどん会社の価値が下がっていくようで気の毒ですが。By 匿名ユーザー

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監修者

室田雄飛

J.P.Returns株式会社
執行役員 コンサルティング3部 本部長

J.P.RETURNS執行役員。
J.P.RETURNSに入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。数百戸の投資用区分マンションを販売、自身でも6件の不動産を所有、運用している。現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

【書籍】
日本で最も利回りの低い不動産を持て!
マンション投資2.0

【ブログ】
室田雄飛のモグモグ不動産投資ブログ

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