銀行運用、リスク資産に傾斜 外債買越額8年ぶり高水準

2019/06/06

業界ニュース ,

日本の銀行が預金で集めたお金を価格変動リスクの高い金融資産で運用する姿勢を強めている。2018年度は外国債券が買い越しに転じ、買越額は6兆6千億円と8年ぶりの大きさになった。投資信託や不動産ファンド

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記事の要点

  • 日本の銀行が預金で集めたお金を価格変動リスクの高い金融資産で運用する姿勢を強めている
  • 2018年度は外国債券が買い越しに転じ、投資信託や不動産ファンドの保有残高も膨らんでいる
  • 低金利政策の影響で貸出業務の収益回復が見込めないことが原因
  • 不動産では足元で融資を抑制しているのに、不動産投資信託(REIT)への出資は増えている

インターネットユーザーの声

「REIT市場の好調は、このような銀行の消去法的な選択によって支えられてます。将来何がきっかけで変調が訪れるのか、不動産投資信託(REIT)を中心とする不動産ファンドへの銀行の出資残高は、18年9月末時点で約2兆4千億円と前年同月比17%増えた。 過去5年間では2.8倍に膨らんだ」といった反応、感想が上がっている。

記事へのコメント

問題を報告日銀による超低金利政策は、銀行にとっては辛いでしょう。貸出業務で収益が出せないなら、価格変動リスクの高い金融資産で運用という流れになってしまうのも致し方ありません。近年は不動産投資信託(REIT)が好調な理由は、これが1つの要因となっていたのですね。ただ、足元で融資を抑制しているのが謎です。収益を出すためには、自分たちで不動産物件にも融資すればいいはず。リスクがあるのはわかるが、収益を出すためにはある程度のリスクは覚悟すべきでしょう。By 匿名ユーザー

問題を報告銀行にとって厳しい時代がやってきましたね。不動産ファンドが好調な理由に納得です。銀行が運用する先として、不動産投資信託(REIT)などを選択していたのですね。確かに、低金利では貸出業務での収益回復は無理でしょう。それだけに、他の金融資産での運用により、収益化を図るのは当然の流れです。それでも、不動産融資を積極的に行えば、収益化ができそうなのにな。リスクはあるが、そこを判断するのが銀行の役目ではないでしょうか。By 匿名ユーザー

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監修者

室田雄飛

J.P.Returns株式会社
執行役員 コンサルティング3部 本部長

J.P.RETURNS執行役員。
J.P.RETURNSに入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。数百戸の投資用区分マンションを販売、自身でも6件の不動産を所有、運用している。現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

【書籍】
日本で最も利回りの低い不動産を持て!
マンション投資2.0

【ブログ】
室田雄飛のモグモグ不動産投資ブログ

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