タワマンの実態は「超高層レオパレス」 脆弱な外壁と修繕不可で“45年限界説” | デイリー新潮

2020/03/21

業界ニュース ,

記事の要点

  • 台風19合によって各地に膨大な被害をもたらし、90名以上が亡くなった。武蔵小杉のタワマンは2棟の浸水被害によって一時的に住めない状況に追い込まれた。タワマンは基本的に災害に強い物件になり、20階以上の集合住宅のこと。超高層レオパレスというべき代物である。
  • タワマンも外壁や戸境壁は建築基準法を一応クリアしているもの、鉄筋コンクリートではない。戸境壁は乾式壁になり分厚い石膏ボードのようなもの。1層を作るのに約1ヶ月で建築できてしまう。中長期的に考えるとタワマンの構造は厄介で15年に1度はコーティング剤を掻き出して新しいものを注入する必要がある
  • 工事用の足場は17階までしか組めず、それ以上はゴンドラを使用する。風が強いとできないので工事期間が長くなる。
  • 修繕費用も膨大で通常は戸当たり100万円位に対し、タワマンは200万以上。今後は300万円程度見込んだほうがいい。経済的に払えない人も出てくる

記事へのコメント

問題を報告タワマンはメンテナンスの維持費が高すぎる…。もともとのローンや管理費・修繕費が高いのもあるし、大規模修繕にかかるお金も備えなくてはいけないと考えると安易に買うべきではないなと思います。しかも外壁・戸境壁に鉄筋コンクリートを使っていない点など、耐久性の面でも心配です。憧れのタワマンとはいえ、これでは年収が高くてもカツカツになってしまいまそうです。By 匿名ユーザー

問題を報告タワマンの造りでは45年も維持できるか正直怪しいな~。これはあくまでも災害など何もなかったときの想定ですよね。何かあったときにもっと修繕費がかかることを考えると…。タワマンの工事でも17階以上はゴンドラで作業が必要になるなど、工事費用もかさみます。眺望などタワマンならではの良さもありますが、私は普通のマンションでも十分かな~と思ってしまいます。By 匿名ユーザー

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監修者

室田雄飛

J.P.Returns株式会社
執行役員 コンサルティング3部 本部長

J.P.RETURNS執行役員。
J.P.RETURNSに入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。数百戸の投資用区分マンションを販売、自身でも6件の不動産を所有、運用している。現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

【書籍】
日本で最も利回りの低い不動産を持て!
マンション投資2.0

【ブログ】
室田雄飛のモグモグ不動産投資ブログ

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