ワンルームマンション投資とは?メリット・デメリットや将来性を解説

公開日:2023/02/28 最終更新日:2023/02/28

不動産投資
記事監修:室田雄飛

不動産投資と聞いて、「マンション・アパートを1棟購入して運用するものであり、多額の自己資金が必要となるもの」とイメージする方も多いでしょう。しかし、中には1部屋単位から運用できる不動産投資もあります。それが、「ワンルームマンション投資」です。

ワンルームマンション投資は少ない自己資金でも手軽に始められるため、不動産投資をやってみたいという20代や30代の方からも人気となっています。しかし、手軽に始めるが故に失敗に終わるケースも珍しくないため、たとえワンルームマンション投資であっても事前の準備は必須です。

そこで今回は、ワンルームマンション投資の概要から、メリット・デメリット、さらに成功させるためのポイントや始め方まで詳しく解説します。不動産投資を始めてみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

ワンルームマンション投資とは?メリット・デメリットや将来性を解説

目次

ワンルームマンション投資とは?

ワンルームマンション投資とは、単身者をターゲットとした収益物件(ワンルームマンション)を1部屋単位で購入・運用し、毎月家賃収入を得るという投資手法です。

収益物件を1棟単位で購入して運用する一般的なマンション投資やアパート投資とは違って、少ない自己資金と低いリスクで始められることが特徴となっています。そのため、20~30代の会社員や主婦など、さまざまな年代・属性の方に人気で、初心者向けの不動産経営とも言えます。

また、ワンルームマンション投資をする方は、いわゆる「物件オーナー」となります。物件オーナーとして不動産投資を始める場合は、金融機関で不動産投資ローンを借りて、毎月の家賃収入からローン返済を行うことが一般的です。

他の不動産投資との違い

ワンルームマンション投資以外の不動産投資には、さまざまな種類があります。ここでは、ワンルームマンション投資と他の不動産投資との違いを詳しく紹介します。

一棟投資 マンション・アパートなどを1棟丸ごと所有して、複数の入居者から毎月家賃収入を得るという不動産投資方法です。敷地や建物の規模、築年数などによって必要費用や利回りが異なります。
区分投資 分譲マンションなどの1室のみを所有して、その部屋を借りる入居者から毎月家賃収入を得るという不動産投資方法です。エリアや間取り・専有面積、さらに築年数などによって必要費用は大きく異なります。
戸建て投資 戸建て住宅を所有し、賃借人である入居者から毎月家賃収入を得るという不動産投資方法です。エリアや間取り・専有面積、さらに構造、築年数によって必要費用は大きく異なります。

このように、ワンルームマンション投資とその他の不動産投資とでは、購入する収益物件の規模や入居者数において大きな違いがあります。なお、ワンルームマンション投資は区分マンション投資のうち、ワンルームタイプの物件を扱うケースに該当する投資であることを覚えておきましょう。

ワンルームマンション投資のメリット・魅力

ワンルームマンション投資は、一般的な不動産投資よりもハードルが低く、不動産投資を始めてみたいという方から高い人気を博しています。しかし、具体的にどのようなメリットや魅力があるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

ワンルームマンション投資には、具体的に次の7つのメリット・魅力があります。

  1. 初期投資を抑えられる
  2. 需要が高いエリアでは安定した収入を得やすい
  3. 物件の管理が比較的容易
  4. 分散投資しやすい
  5. 相続時のトラブルを防げる
  6. 年金対策になる
  7. 生命保険代わりになる

ここからは、それぞれのメリット・魅力について詳しく紹介します。

初期投資を抑えられる

初期投資を抑えられるという点は、ワンルームマンション投資の最大のメリットです。

収益物件を1棟丸ごと購入・所有する一般的な不動産投資の場合、物件によっても大きく異なるものの数千万~1億円といった費用が必要です。不動産投資ローンの借入額も高くなることに伴い審査も厳しくなるため、人によっては多額の自己資金がなければ投資を始められないというケースもあるでしょう。

しかし、ワンルームマンション投資であれば新築物件でも3,000万~4,500万円、中古物件なら500万~5,000万円で購入できます。初期投資を大幅に抑えられる上、不動産投資ローンを借りる際の金融機関による審査も比較的通りやすいという点は、非常に大きな魅力と言えるでしょう。

需要が高いエリアでは安定した収入を得やすい

ワンルームマンションは、1人暮らしの学生や社会人、単身赴任をする方などに需要があります。そのため、これら属性をもつ方が集まるエリアの物件は需要が高く、安定した収入を得やすいことが特徴です。

ワンルームマンションの需要が高いエリアは、主に下記のようなエリアを指します。

  • 最寄り駅から徒歩10分以内の立地にある
  • 最寄り駅がターミナル駅に直結している
  • 近隣に大学や専門学校、企業などがある
  • 近隣に24時間営業のコンビニやスーパーがある

上記の特徴をもつエリアは、ワンルームマンション投資において基本的にメインターゲットとなる1人暮らしの学生や社会人、単身赴任をする方から好まれやすいと言えます。このようなエリアのワンルームマンションは比較的入居者がつきやすく、空室リスクも軽減されるでしょう。

物件の管理が比較的容易

1棟丸ごとを所有・運用する一般的な不動産投資では、管理戸数が多いため、不動産管理会社や賃貸管理会社への委託が基本です。基本的な物件管理は管理会社に委託できるものの、管理状況の把握は必要である上、修繕費用の支払いなどは大家自身が行わなければなりません。

しかし、ワンルームマンション投資であれば管理戸数が少なく、1戸あたりの面積も狭いため、物件管理や管理状況の把握が比較的しやすくなっています。突発的に発生する修繕費の支払い額も小さく、手間とコストを抑えて運用できるという点も魅力と言えるでしょう。本業が忙しいサラリーマン大家の場合でも、支障をきたすことなく気軽に運用を続けられます。

分散投資しやすい

一般的な不動産投資では、災害リスクや家賃下落リスクなど、自身の努力だけでは防ぎきれないリスクが多数あります。これらのリスクを防ぐためには、分散投資が有効です。しかし、一般的な不動産投資での分散投資は多額の費用が必要なため、現実的ではありません。

初期投資を抑えられるワンルームマンション投資であれば、災害リスクなどの異なるエリア別に分散した物件の所有・運用が比較的しやすくなります。また、すでに他の種類で不動産投資をしている方が、物件タイプの分散によるリスクヘッジを目的にワンルームマンション投資を行うケースも少なくありません。このように、ワンルームマンション投資は分散投資の1つの手段となることも覚えておきましょう。

相続時のトラブルを防げる

不動産は、相続における節税効果が高いことを知っている方も多いでしょう。しかし、1棟丸ごとを所有・運用している場合、相続においてたとえ節税効果があるとしても、分配しづらいことからトラブルが発生する原因にもなり得ます。

ワンルームマンションを複数所有していれば、相続人の数に応じて平等に分配しやすいため、トラブルが発生する可能性を最大限低めることが可能です。また、ワンルームマンションの場合は小規模宅地等の特例などが適用されるため、相続税の算出元となる評価額は現金の3割程度が基本となります。したがって、課税対象額が少なくなる点も魅力と言えるでしょう。

年金対策になる

不動産投資を始める年齢や不動産投資ローンの返済期間によっても異なるものの、例として45歳のサラリーマンが20年ローンでワンルームマンション投資を始めた場合、65歳で不動産投資ローンが完済します。ローン完済後の家賃収入は、不労所得として手元に残ります。支出よりも家賃収入が多い場合、その差分は年金のように受け取ることが可能です。

ゆとりある老後生活を送るためには、年金以外の資金確保が欠かせません。家賃収入という不労所得で老後の生活資金を補えるという点は、非常に大きな魅力と言えるでしょう。

生命保険代わりになる

ワンルームマンション投資をはじめとした不動産投資では、不動産投資ローンを借りる際に「団体信用生命保険(団信)」への加入が一般的となっています。

団信に加入しておけば、たとえ大家が死亡したとしても、遺された家族に支払い義務は発生しません。加えて、ワンルームマンションの所有権は遺族が相続できるようになります。つまり、現物資産であるワンルームマンションは、生命保険で言う死亡保障金の代わりになるということです。毎月の支出と万が一の保証額を考えると、ワンルームマンション投資は非常にバランスのとれた保険と言えるでしょう。

ワンルームマンション投資のデメリット・注意点

ワンルームマンション投資にはさまざまなメリット・魅力がある一方で、デメリット・注意点もいくつか存在します。メリット・魅力だけを見て始めると失敗するおそれがあるため、あらかじめデメリット・注意点も把握し、自分に合っているかを検討したり、適切な対策を講じたりしなければなりません。

ここからは、ワンルームマンション投資におけるデメリット・注意点を6つ解説します。

空室時には収入がゼロとなる

ワンルームマンション投資は手軽に始められる一方で、空室時の収入への影響が大きいことも覚えておきましょう。

ワンルームマンションに住む入居者は、頻繁に入れ替わる傾向にあります。空室期間は家賃収入がゼロとなるだけでなく、物件の維持や空室対策のためのリフォーム工事などで支出が発生するため、むしろ赤字となるでしょう。

1室のみの運用であればこのようなリスクを分散できていないこととなるため、空室による影響は非常に大きくなる点にも注意が必要です。

資産価値が下落することがある

マンションの資産価値は築年数を重ねるたびに低下するだけでなく、周辺環境の変化によっても変動することが特徴です。また、1室のみを購入しているため、マンション内の共用部分においては修繕などの決定権がありません。どれほど室内に工夫を凝らしていても、自身ではどうにもならない部分で資産価値が大きく異なる点にも注意が必要です。

また、マンションの資産価値が低下した際は、家賃の値下げも検討しなければなりません。しかし、一度下げた家賃を再度上げると入居者はよりつきにくくなるなどさまざまなリスクもあるため、よく考えた上で適切な判断をする必要があることも覚えておきましょう。

金利が変動するリスクがある

一般的な住宅ローンは固定金利を選ぶ方が多くいる一方で、不動産投資ローンはほとんどが変動金利となっています。変動金利は短期プライムレート・長期プライムレートによって変動し、レートが上がれば上がるほど金利も上昇することが特徴です。

そのため、不動産投資ローンの返済中に金利が上昇し、キャッシュフローが圧迫されるというケースも考えられます。キャッシュフローの悪化を防ぐためには、手元にある自己資金を使って繰上返済をし、少しでも金利を下げるといった手段を講じる必要があることを覚えておきましょう。

家賃保証が十分でないケースがある

ワンルームマンション投資では、保証会社や不動産会社による「家賃保証サービス」を受けることが可能です。家賃保証とは、空室時の家賃や滞納された家賃を保証してくれるというサービスであり、空室や家賃滞納によるキャッシュフローの悪化を防ぐために提供されています。

空室や家賃滞納による影響が大きいワンルームマンション投資において、家賃保証サービスは非常に頼りになるサービスですが、基本的に家賃の満額が保証されるわけではありません。契約先によっても条件が異なるため、想定していた保証を受けられないケースがあることも覚えておきましょう。

一棟や戸建てなどに比べ節税効果が小さい

ワンルームマンション投資は、数ある不動産投資の中でも節税効果が小さい点に注意が必要です。

不動産投資では、万が一赤字となった場合に他の所得と相殺して申告できる「損益通算」が可能となっています。しかし、赤字として経費計上するためには減価償却が重要です。ワンルームマンション投資は収益物件の購入額が小さいことから、他の不動産投資と比べて減価償却額として計上できる額も少ない傾向にあります。

節税効果のみを狙ってワンルームマンション投資を始めても、思ったような節税効果を得られない可能性は十分にあるでしょう。

出口戦略が限られている

不動産投資においては、出口戦略もしっかり考えておかなければなりません。不動産投資の主な出口戦略では、収益源として所有し続ける・相続する・自宅として使用する・売却するなどさまざまな方法がありますが、資産価値が著しく低いワンルームマンションなど物件によっては限られた戦略しか選べない可能性もあります。

また、投資用マンションを売却する場合は、時期や金額も検討しておかなければなりません。加えて、不動産会社の選定・契約から、買い手の募集・売買契約までには1~3か月程度の期間が必要です。資金が必要となった時期に慌ててマンション売却を進めると、不本意な値下げを行わざるを得なくなるでしょう。そのため、早めに準備しておかなければなりません。

ワンルームマンション投資に失敗するパターン

ワンルームマンション投資を始める際は、実際の失敗パターンを参考に、「失敗しやすいケース」を把握しておくことが大切です。事前に把握しておくことで、リスクへの適切な対策を打ち出しやすくなるでしょう。

ここからは、ワンルームマンション投資に失敗する4つのパターンを詳しく紹介します。

節税効果を目的に始める

不動産投資は節税効果が期待できるという話を聞き、節税だけを目的に手軽なワンルームマンション投資を始める方も一定数います。しかし、前述の通りワンルームマンション投資は収益物件の購入額が小さいため減価償却額として計上できる額も少なく、結果として大きな節税効果を得られないことが実情です。

節税を目的とするあまり、資産価値の低いワンルームマンションを購入してしまった場合、思ったような節税効果が得られず、むしろキャッシュフローが悪化するといったケースもあります。

ワンルームマンション投資を始める際は、節税効果よりも収益性を重視することが大切です。投資目的や投資プランを明確にし、長期的なシミュレーションを実施して運用すれば、自ずと節税効果は生まれるでしょう。

利回りだけで物件を選ぶ

不動産投資を行う際は、利回りを意識することが大切です。しかし利回りだけに着目して物件を選ぶことにはリスクがあります。

例えば、利回りが低いほど、都心部、つまり人気エリアの配置された入居率が高い物件であることが多い傾向です。利回りが低い分、立地や物件自体が評価されており、資産性が高いと言えるでしょう。

利回りの相場は、地域によっても大きく異なります。不動産会社に聞く・自身で情報サイトを使って調査するなどして、地域相場を参考に利回りの高低を判断しましょう。なお、不動産広告では表面利回りの記載が一般的ですが、より現実的な利回りを求めるなら実質利回りを算出することがポイントです。

高額な新築物件に投資する

新築ワンルームマンションは資産価値が高いため、「すぐに入居者がつくだろう」と考えて購入する不動産投資家もいます。しかし、高額な新築物件への投資はさまざまなリスクがあり、不動産投資初心者の場合は失敗する可能性が高いことに注意が必要です。

新築という点は、入居者の募集活動にあたって非常に大きな訴求ポイントであり、最初は比較的入居してもらいやすくなっています。しかし、年月の経過とともにその物件の資産価値は確実に下がり、不動産投資ローンが完済する20~30年後には築数十年の中古マンションとなります。

経年で賃料は下がる上、物件維持に多額のコストもかける必要があるため、新築という価値を失った先の収支計画までしっかり立てなければなりません。適切な計画を立てなければ、失敗リスクは高まると考えておきましょう。

サブリースに頼りすぎている

ワンルームマンション投資の意外とよくある失敗パターンが、「サブリースに頼りすぎたことによる失敗」です。不動産投資におけるサブリースとは、簡単に言うとサブリース会社である賃貸管理会社が貸主(転貸人)、部屋を借りる入居者が借主(転借人)となる契約方式を指します。

サブリースの場合、所有する部屋の入居状況にかかわらず、賃貸管理会社に渡す一部(10~15%程度)を差し引いた一定の家賃を受け取ることが可能で、煩わしいマンション管理もすべて委託できる点が魅力です。

しかし、運用途中で賃料の見直しをされて家賃収入がさらに減少したり、サブリース会社の管理体制が良好でないことによって入居者トラブルが増加したりなど、あらゆるリスクもあります。これらのリスクを踏まえずサブリース契約を結んだ場合は、失敗に終わる可能性が高まる点に注意しておきましょう。

ワンルームマンション投資を成功させるためのポイント

ワンルームマンション投資はあらゆる要因で失敗する可能性があるものの、ポイントをおさえて運用すれば成功率を大幅に高められます。成功のコツをあらかじめ把握しておけば、期待以上の収入を得ることもできるでしょう。

そこで次に、ワンルームマンション投資を成功させるためのポイントを3つ紹介します。

中古ワンルームマンションへの投資から始める

ワンルームマンション投資を始めるなら、中古ワンルームマンションから始めることがおすすめです。特に購入価格が安価で、築年の経過による家賃下落リスクも低く抑えられるのは都心の物件です。高利回りな物件も多く、経験豊富な不動産投資家からも人気があります。

しかし、中古ワンルームマンション投資を成功させるためには、不動産投資に関する知識を習得し、長期的な投資計画を立てることも忘れてはなりません。

ワンルームマンション投資に強い投資会社を選ぶ

ワンルームマンション投資を成功させるためには、ワンルームマンション投資に関する実績の豊富な不動産投資会社を選びましょう。投資会社はいわゆる不動産投資のパートナーであり、投資会社選びが今後のマンション経営人生に大きな影響を与えると言っても過言ではありません。

投資会社は、投資用物件の紹介から購入手続きのサポート、さらに物件管理、不動産投資に関するコンサルティングまで幅広い役割を果たします。よきパートナーを見つけたいなら、1つの会社に絞って相談するのではなく、複数社に相談して自分に合った投資会社を選ぶとよいでしょう。

事前にシミュレーションを行い綿密な計画を立てる

ワンルームマンション投資を成功させたいなら、購入を検討する収益物件に対して運用シミュレーションを実施し、綿密な計画を立てることが大切です。

運用シミュレーションの実施にあたって必要となる項目は、下記の通りとなっています。

  • 実質利回り(=(年間収入-年間支出)÷物件価格×100)
  • 想定家賃収入
  • 想定入居率/想定空室率
  • 諸経費・税金額
  • 自己資金・ローン借入額・ローン借入期間
  • 金利

不動産投資は、家賃収入の下落やローン金利の上昇、突発的な修繕費用の発生など、さまざまなリスクが伴います。このような事態が生じてもしっかり運用を続けられるよう、あらかじめシミュレーションを実施しておきましょう。

ワンルームマンション投資が向いている方・向いていない方

ワンルームマンション投資に向いている方・向いていない方の特徴は、下記の通りです。

【ワンルームマンション投資に向いている方】

  • 物事を長期的な視点で考えられる方
  • 地道な努力を続けられる真面目な方
  • 決断力・行動力がある方

ワンルームマンション投資は、数十年以上運用を続ける投資方法となるため、物事を長期的な視点で考えながら、こつこつと努力を続けられるような方に向いています。また、タイミングが重要となるケースも多いため、決断力や行動力のある方も向いていると言えるでしょう。

【ワンルームマンション投資に向いていない方】

  • リスクを負いたくない方
  • 周囲の意見に流されやすい方

手軽に始められるワンルームマンション投資であっても、さまざまなリスクはつきものです。キャッシュフローが悪化する可能性のあるリスクを一切負いたくないという方には不向きとなります。また、周囲の意見に流されやすい方は失敗の可能性が高いと言えるでしょう。

ワンルームマンション投資の将来性

ワンルームマンション投資を検討するにあたって、「ワンルームマンション規制」についても把握しておかなければなりません。ワンルームマンション規制とは、ワンルームマンションの住宅建設に対し、各自治体が何らかの制限を加えるという規制です。地域活動の停滞や地域との関わりの乏しさによる近隣トラブルなどを予防・改善するために発足されました。

地域によって規制内容は異なるものの、東京都23区ではワンルームマンションに建築規制が行われています。建築規制により、ワンルームマンションの新規建設が困難となったエリアは、中古ワンルームマンションの賃貸需要がますます高まると推測できます。ワンルームマンション投資を検討しているのであれば、ワンルームマンション規制によって建築規制が行われているエリアを中心に投資物件を探すとよいでしょう。

ワンルームマンション投資の始め方

不動産投資の経験がない初心者の方にとって、ワンルームマンション投資の始め方は多くの疑問があるものでしょう。

ワンルームマンション投資は、基本的に次のステップを踏んで始めることとなります。

STEP1 情報収集・勉強をする
STEP2 資金を準備する
STEP3 物件を探す
STEP4 物件について調査する
STEP5 購入する
STEP6 運用する

最後に、ワンルームマンション投資の始め方をステップごとに詳しく解説します。

情報収集・勉強をする

ワンルームマンション投資を始めるにあたって、まずは情報収集・勉強をしましょう。あらかじめ不動産投資に関する情報を収集したり勉強したりして基礎知識を得ておくことで、以降のステップをより円滑に進めることが可能です。

不動産投資に関する情報収集や勉強は、不動産投資をテーマにした書籍を購入して読んだり、プロが実施する不動産投資セミナーに参加したり、投資会社が提供する資料を参考にしたりするなど、さまざまな手段があります。複数の手段を用いることで、より効率的に学べるでしょう。

J.P.RETURNSのマンション投資個別相談

動画で学べるマンション投資

資金を準備する

不動産投資を始めるにあたって必要となるのが、資金です。自己資金なし・フルローンでワンルームマンション投資を始める方も一定数いますが、金融機関からの審査にしっかり通るためには、ある程度の自己資金を用意しておいたほうがよいでしょう。

基本的に、自己資金は物件購入価格の20~30%程度の用意が望ましいとされています。しかし、あらゆるリスクに備えたいのであれば、できる限り多くの自己資金を用意しておくことがおすすめです。

物件を探す

ある程度の自己資金を確保したら、予算に応じて収益物件を探します。近年では、インターネットを用いて不動産投資向けの物件情報をチェックできますが、よりよい条件で幅広い物件をチェックしたいのであれば、不動産会社や投資会社に相談することがおすすめです。不動産会社や投資会社に物件探しを依頼すれば、自身の条件や予算に適した物件をスムーズに提案してくれるでしょう。

物件について調査する

理想に適した物件をいくつかピックアップできたら、一つひとつの物件を細かくリサーチしましょう。物件調査の主な項目は、建物の築年数や状況、周辺環境、競合物件などが挙げられます。これらは、今後の収支計画を立てる上で非常に重要な項目です。

不動産サイトやマップを見ればある程度は把握できますが、より具体的に調査するためにも、なるべく現地に足を運んで実際にチェックすることをおすすめします。

購入する

理想に適した物件を絞り込んだら、物件の購入申し込みを行います。買付申込書に購入額など必要項目を記入して売主へ提出するとともに、不動産投資ローンを借りるために金融機関へ事前審査を申し込みましょう。

不動産投資ローンの審査が通った後は、売買契約に入ります。担当者から重要事項の説明を受け、双方が納得できれば契約書に署名・捺印して正式に売買契約を締結します。金融機関との金銭消費貸借契約など、その他細かな手続きも多くあるため、慌てず落ち着いて対応することがポイントです。

運用する

売買契約の締結・ワンルームマンションの購入が済んだら、いよいよ物件の運用が始まります。すでに入居者がいる場合は初期の作業は少ないものの、入居者がいない場合は入居者の募集活動や建物・設備の修繕などに着手する必要があります。

すでに入居者がいる場合の物件管理業務や、入居者がいない場合の募集業務・修繕業務は、管理会社に委託することが可能です。しかし、最終的な判断や決定はオーナーに任されることも多々あるため、収益性を考えて運用し続ける必要があります。適切な判断をするためにも、管理状況の把握は欠かせないことも覚えておきましょう。

まとめ

ワンルームマンション投資とは、1人暮らし・単身者向けのワンルームマンションを1部屋単位で購入・運用し、毎月家賃収入を得るという投資方法です。少ない自己資金と低いリスクで始められる不動産投資として、幅広い年代・属性の方に人気があります。

しかし、ワンルームマンション投資には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。ワンルームマンション投資を成功させるためにも、事前のリスク把握・適切な対策が必要となることを覚えておきましょう。

「J.P.RETURNS」では、ワンルームマンション投資におけるさまざまな支援サービスを提供しています。不動産投資に関する一流コンサルタントの紹介や、優良物件の提案などの他、自宅でも気軽に学べる動画セミナーの実施もしております。Web・対面での面談も可能ですので、不動産投資を検討している方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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監修者

室田雄飛

J.P.Returns株式会社
執行役員 コンサルティング3部 本部長

J.P.RETURNS執行役員。
J.P.RETURNSに入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。数百戸の投資用区分マンションを販売、自身でも6件の不動産を所有、運用している。現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

【書籍】
日本で最も利回りの低い不動産を持て!
マンション投資2.0

【ブログ】
室田雄飛のモグモグ不動産投資ブログ

執筆者

島倉啓

新卒で入社した大手投資用マンションディベロッパーで、歴代最高売上を記録。その後、財閥系不動産会社で、投資物件のみならず相続案件、法人の事業用物件、マイホームの購入や売却といった様々な案件を経験。 2018年にJ.P.RETURNSの新規事業部立ち上げに参画。また、セミナー講師として、延べ100回以上の登壇実績を持ち、年間300件以上の顧客相談を担当している。

【保有資格】
宅地建物取引士、ファイナンシャル・プランナー(AFP)

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